■りゅーとぴあ
ハムレットもクローディアスも凄く良かった。
クローディアスにまだ課題はある感触だったけれど、レパの解釈的にも、作中でハムレットに憎悪を抱いていく方が人物像がはっきりする。
(クローディアスはまだ迷いがあるように見えた。もう少しハムレットに対する感情の流れを、好→恐怖→嫌と明確に作ってしまっても良い。持論としては、ハムレットで一番悪い奴は、ハムレットの親父だと思う。主犯は親父だ!!自分の感情で、息子に人殺しをさせるは、結果はわかっているのにデンマーク王家を潰すわで最低な奴だ)
ガードルードは微妙。英介のを見ちゃうとな。
オフィーリアがショックを受けるところは微妙だなと思ったけれど、狂っていくところは良かった。
演出的には義太夫とピアノで盛り上がっていくのが格好良い。異なる音が盛り上がる演出もさることながら、ゴンザーゴ殺しを一つの盛り上がりに持ってきたのは正解。あれでクローディアスが追い詰められなければならない。
(でも、義太夫の人はドーランを塗ってくれ)
ハムレットがずっと座っている演出も良い。
この話は、忘れられがちだが、ずっとハムレットの主観で語られている。叔父が本当に兄殺しの犯人なのかはわからない。
ゆえに、ハムレットがずっと座りっぱなしで、独り言のように世界が展開していくのが面白い。
ガラは微妙だけど、栗田氏のボローニアスも好きだ。ボローニアスのわりに、隙のない顔だけどな。
フォーティンブラスをどうするんだろうと思っていたら、やっぱり登場しなかった。そうか。
再演を見たい演目だ。
2008年01月11日
花組芝居『KANADEHON忠臣蔵』(パブリックシアター)
■花組芝居
10段目の討ち入りが微妙。あまりやらないらしい。
それまでが盛り上がっているだけに、やや拍子抜け。
襖を使った演出はナカナカ良いので、音やテンションで高く持っていけると良いと思う。
とは言っても、全体的には大満足で面白かった。
特に石川氏のレパはなかなか良い。よくまとまっていて、話の流れがスッキリしている。テンポも良いし、一つ一つが独立した話のクオリティで、かつ、一本の話になっている。判官のシーンが長めなのも、話の土台をしっかりと作っているように感じた。
加納さんも、作演よりは、演出のみの方が巧いように思う。レパを書くとちょっと詰め過ぎかもしれない。
ただ、役者としては、大星がやや難あり。
難しい役どころだけれど、人物像にもう少ししっかりしたものが欲しい。
最初の場面で強烈に真面目で硬いところを見せなければ、後半の遊んでいるところが生きてこない。
生臭モノを食わせやがっての部分も、「生臭モノを食わせやがって」→感情の高ぶりではなく、感情が高ぶって、相手に何かをしたい→抑える→セリフであった方がスムーズ。
言葉が先であると何故か嘘臭い。
判官はナカナカ巧い。屈辱を堪えているシーンが大変良かった。ああいった細かい芝居を積み重ねられる人は、良い芝居をすると思う。
それからお軽が良い。前に見た、イアーゴーよりもこちらの方が良い。
アフタートークも当然の事ながら聞いたが、少々変わったアフタートークで面白かった。人々が妙に共感していたのも面白い。
20周年の良い〆だったと思う。
10段目の討ち入りが微妙。あまりやらないらしい。
それまでが盛り上がっているだけに、やや拍子抜け。
襖を使った演出はナカナカ良いので、音やテンションで高く持っていけると良いと思う。
とは言っても、全体的には大満足で面白かった。
特に石川氏のレパはなかなか良い。よくまとまっていて、話の流れがスッキリしている。テンポも良いし、一つ一つが独立した話のクオリティで、かつ、一本の話になっている。判官のシーンが長めなのも、話の土台をしっかりと作っているように感じた。
加納さんも、作演よりは、演出のみの方が巧いように思う。レパを書くとちょっと詰め過ぎかもしれない。
ただ、役者としては、大星がやや難あり。
難しい役どころだけれど、人物像にもう少ししっかりしたものが欲しい。
最初の場面で強烈に真面目で硬いところを見せなければ、後半の遊んでいるところが生きてこない。
生臭モノを食わせやがっての部分も、「生臭モノを食わせやがって」→感情の高ぶりではなく、感情が高ぶって、相手に何かをしたい→抑える→セリフであった方がスムーズ。
言葉が先であると何故か嘘臭い。
判官はナカナカ巧い。屈辱を堪えているシーンが大変良かった。ああいった細かい芝居を積み重ねられる人は、良い芝居をすると思う。
それからお軽が良い。前に見た、イアーゴーよりもこちらの方が良い。
アフタートークも当然の事ながら聞いたが、少々変わったアフタートークで面白かった。人々が妙に共感していたのも面白い。
20周年の良い〆だったと思う。
猫田家『ミーコのSFハチャメチャ大作戦〜ベルンガ星人をやっつけろ!〜』を見る(アトリエヘリコプター)
■猫田家
猫田直と小熊ヒデジの二人芝居。
何とも言えない芝居だった。
作は意味不明だが面白いような気がしなくもない。
演出は駄目だな。
チープにやっていた所はは豪華にやらなくちゃ、落とした時の落差が無い。
所謂、糞芝居にカテゴライズされるであろう芝居なのに、役者が巧いと訳が分からなくなる。それだけ二人の力量が凄いとも言える。
ライブのトークシーンで、猫田直が、小熊ヒデジに話しかけるだけで笑いが置き、かつ、二人の関係を示していたのは素晴らしい。
それにしても小熊ヒデジは本当に巧くなったと思う。
良い役者だとは思っていたけれど、マジで巧い。またkudanプロジェクトで見たい。
猫田直も、引き出しが色々ありそうだから、もっと見たい。
猫田直と小熊ヒデジの二人芝居。
何とも言えない芝居だった。
作は意味不明だが面白いような気がしなくもない。
演出は駄目だな。
チープにやっていた所はは豪華にやらなくちゃ、落とした時の落差が無い。
所謂、糞芝居にカテゴライズされるであろう芝居なのに、役者が巧いと訳が分からなくなる。それだけ二人の力量が凄いとも言える。
ライブのトークシーンで、猫田直が、小熊ヒデジに話しかけるだけで笑いが置き、かつ、二人の関係を示していたのは素晴らしい。
それにしても小熊ヒデジは本当に巧くなったと思う。
良い役者だとは思っていたけれど、マジで巧い。またkudanプロジェクトで見たい。
猫田直も、引き出しが色々ありそうだから、もっと見たい。
二期会『天国と地獄』を見る(日生劇場)
維新派『nostalgia』を見る(彩の国さいたま芸術ホール)
■維新派
よくまとまった世界が構築されているけれど、この芝居、演出家は満足だろうが、役者はやっていて楽しいのかなあ。
セットや演出家の感覚は凄い。でも、やりたい芝居ではないし、見ていてやや退屈。
人を惹きつける芝居とは言い難い。
「体感させる」「四次元芸術としての芝居」という意味では、正統派だ。
でも、それだけだ。
そして、人を使わずに、CGでも良い世界だよな。正直な所。
よくまとまった世界が構築されているけれど、この芝居、演出家は満足だろうが、役者はやっていて楽しいのかなあ。
セットや演出家の感覚は凄い。でも、やりたい芝居ではないし、見ていてやや退屈。
人を惹きつける芝居とは言い難い。
「体感させる」「四次元芸術としての芝居」という意味では、正統派だ。
でも、それだけだ。
そして、人を使わずに、CGでも良い世界だよな。正直な所。
燐光群『ワールド・トレード・センター』を見る(スズナリ)
■燐光群
尺が長い。
坂手洋二にしては、今回やや暴走気味な感じを受けた。
登場人物が多くて錯綜気味。
事件に対する様々な人の群像劇であることは良いが、もう少し一つ一つのエピソードをさらっと処理した方が良い。一つのエピソードが、全体の話に馴染んでないので、ブロックごとに区切られてしまった印象がある。
例を挙げれば、布石として、アンダースタディについて語らせるのは良いが、芝居が中止になるかどうかのエピソードは、会話に出てくる程度でよい。
全体的にもう少し絞り込みがないと、ストーリィの流れがふらつきがち。
ここはいっそ、編集長を中心に話を展開しても良かったのかもしれない。それでなければ、最後のシーンが生きてこない。
それにしても、編集長の相手の役者がヒドイ。
それから、盛りあがりの部分のワークショップは微妙。アイディアは面白いけど、筋に馴染んでないから、浮いて見える。
・アフタートークについて
どちらかというと、日本は55年体勢崩壊から時間が止まっていると思う(ヒーローの消失)。
カタカナ=アンダースタディという発想は面白い。坂手洋二が、こういった言葉の感覚だと思ってなかったので、やや意外だった。ただ、折角の発想なのだから、もう少し軸をはっきりとさせるべき。
学者の人はトークが下手で、良い事を言っているんだけど、わかりにくいし、芝居のアフタートークというより、主張したい事を話しているように見えた。
アフタートークの人選もなかなか難しい。
◎アフタートークmemo
○9.11以降世界も彼処で足踏みしているように見える。
○アメリカ人は9.11からモビーディックを連想した。ジョン・ヒューストン監督の映画のラストを思わせる。
○燐光群は丁度9.11の時に白鯨をやっていた。
○屋根裏にもだるまさん転んだにも9.11のイメージがある。
○段ボールは燐光群のスターシステム。
○最近、アメリカで、一人で壮大なドラマを演じる事が流行っている(例:ワンマンスターーウォーズ、ワンマンモビーディック、二人でシェイクスピア/=つまりは落語)。
サ:俳優が自分の事を書いて、それを一人で演じるジャンルがある。日本ではあまり紹介されない(例:ユダヤ系の役者がイスラエルを訪ねる話)
サ:ドキュメンタリーの難しさ。沖縄の話は、人間関係がねじれきっていて、芝居にならない。ねじれきっているのは凄いことだが普通のこと。
サ:夜中の12時に電話しても編集長が居た。何となく居た。これを描きたかったが、それは別の作品で。
○ワールド・トレード・センター as in カタカナで巧く表している。=アンダースタディ
サ:自分というメディアを通していく=カタカナ
○2001年以降アメリカ批判を出来なくなった。研究でも、北米以外で無いと圧力がかかる(例:援助金)。ここから時間は動いてない。
○9.11は未来を爆破した。未来を構想しようとしても、9.11に引き戻される。ショートメモリーものが多いが、それはこのメタファーか?
サ:9.11は沸点のようなもので、元からあったものが、沸騰してしまった。これをアメリカ批判にすると構造が変わらないからアメリカ批判にしたくない。
サ:演劇は何かを出していくことと思われがちだが、受けていくことも大事。(h:自分を媒体にするという意味か?)世阿弥の能に近いものを感じる。ライブであることも含め。自分と観客が共通して感じるものがあり、それを掘り下げていく作業。
サ:(宛書きはするのか?と聞かれ)やりたい会話があって、それを作る為に前後を作る。
○「9.11は沖縄ですよ」に坂手洋二節を感じた
尺が長い。
坂手洋二にしては、今回やや暴走気味な感じを受けた。
登場人物が多くて錯綜気味。
事件に対する様々な人の群像劇であることは良いが、もう少し一つ一つのエピソードをさらっと処理した方が良い。一つのエピソードが、全体の話に馴染んでないので、ブロックごとに区切られてしまった印象がある。
例を挙げれば、布石として、アンダースタディについて語らせるのは良いが、芝居が中止になるかどうかのエピソードは、会話に出てくる程度でよい。
全体的にもう少し絞り込みがないと、ストーリィの流れがふらつきがち。
ここはいっそ、編集長を中心に話を展開しても良かったのかもしれない。それでなければ、最後のシーンが生きてこない。
それにしても、編集長の相手の役者がヒドイ。
それから、盛りあがりの部分のワークショップは微妙。アイディアは面白いけど、筋に馴染んでないから、浮いて見える。
・アフタートークについて
どちらかというと、日本は55年体勢崩壊から時間が止まっていると思う(ヒーローの消失)。
カタカナ=アンダースタディという発想は面白い。坂手洋二が、こういった言葉の感覚だと思ってなかったので、やや意外だった。ただ、折角の発想なのだから、もう少し軸をはっきりとさせるべき。
学者の人はトークが下手で、良い事を言っているんだけど、わかりにくいし、芝居のアフタートークというより、主張したい事を話しているように見えた。
アフタートークの人選もなかなか難しい。
◎アフタートークmemo
○9.11以降世界も彼処で足踏みしているように見える。
○アメリカ人は9.11からモビーディックを連想した。ジョン・ヒューストン監督の映画のラストを思わせる。
○燐光群は丁度9.11の時に白鯨をやっていた。
○屋根裏にもだるまさん転んだにも9.11のイメージがある。
○段ボールは燐光群のスターシステム。
○最近、アメリカで、一人で壮大なドラマを演じる事が流行っている(例:ワンマンスターーウォーズ、ワンマンモビーディック、二人でシェイクスピア/=つまりは落語)。
サ:俳優が自分の事を書いて、それを一人で演じるジャンルがある。日本ではあまり紹介されない(例:ユダヤ系の役者がイスラエルを訪ねる話)
サ:ドキュメンタリーの難しさ。沖縄の話は、人間関係がねじれきっていて、芝居にならない。ねじれきっているのは凄いことだが普通のこと。
サ:夜中の12時に電話しても編集長が居た。何となく居た。これを描きたかったが、それは別の作品で。
○ワールド・トレード・センター as in カタカナで巧く表している。=アンダースタディ
サ:自分というメディアを通していく=カタカナ
○2001年以降アメリカ批判を出来なくなった。研究でも、北米以外で無いと圧力がかかる(例:援助金)。ここから時間は動いてない。
○9.11は未来を爆破した。未来を構想しようとしても、9.11に引き戻される。ショートメモリーものが多いが、それはこのメタファーか?
サ:9.11は沸点のようなもので、元からあったものが、沸騰してしまった。これをアメリカ批判にすると構造が変わらないからアメリカ批判にしたくない。
サ:演劇は何かを出していくことと思われがちだが、受けていくことも大事。(h:自分を媒体にするという意味か?)世阿弥の能に近いものを感じる。ライブであることも含め。自分と観客が共通して感じるものがあり、それを掘り下げていく作業。
サ:(宛書きはするのか?と聞かれ)やりたい会話があって、それを作る為に前後を作る。
○「9.11は沖縄ですよ」に坂手洋二節を感じた
「三文オペラ」を見る(パブリックシアター)
ロックオペラなのに、歌にパッションが無い。
ローリーは良かったし、夫人も良いんだけど、それ以外の多くの役者が痛い。
歌はそこそこ巧いけど、巧いだけじゃ、ロックオペラの意味が無い。歌のある必然性が欲しい。その役の気持ちが乗ってきて、それがフッと歌として出る、そこが出来てない人が多かった。そうなってくると芝居でさえない。
ブレヒトだから、セリフで「歌う」と入っているのも微妙だし、レパ自体の構成も良くないけれど、問題はそこじゃない。役者のスキルだと思う。出来てる奴と出来てない奴が居るというのは、そういう事だ。
丁度同じ日に師匠と会って「押し出すには必然性があって、意味が無く押しても駄目だ」と論評していたけれど、将にそんな感じだね。
postscript:後半は演出が変わったらしい。後半の方が良さそうだ。
ローリーは良かったし、夫人も良いんだけど、それ以外の多くの役者が痛い。
歌はそこそこ巧いけど、巧いだけじゃ、ロックオペラの意味が無い。歌のある必然性が欲しい。その役の気持ちが乗ってきて、それがフッと歌として出る、そこが出来てない人が多かった。そうなってくると芝居でさえない。
ブレヒトだから、セリフで「歌う」と入っているのも微妙だし、レパ自体の構成も良くないけれど、問題はそこじゃない。役者のスキルだと思う。出来てる奴と出来てない奴が居るというのは、そういう事だ。
丁度同じ日に師匠と会って「押し出すには必然性があって、意味が無く押しても駄目だ」と論評していたけれど、将にそんな感じだね。
postscript:後半は演出が変わったらしい。後半の方が良さそうだ。
THE GAZIRA「ヘル」を見る(吉祥寺シアター)
■THE GAZIRA
個々の役者の力はあるが、イマイチ巧く作れてない。演出の世界観は悪くないのに、世界の作り方が下手だ。
お母さんと寺十悟は良かった。
しかし、秋山が駄目なのも痛い。重要なキャラクターなのに、もう一歩足らない。
スタッフ関係では、音効は兎も角、照明が微妙。BSが目潰しになっているし、テレビが明るすぎて眩しい。照明が客を脅してどうするんだか。
衣装も所々気になる。少年の靴はブーツであるべきだし、ジローはベストが似合わないし、オッサンの派手ソフトスーツも浮いている。「その人が普段着ている服」として違和感がある。
衣装の人は、作品に沿ってイメージを作るのは結構だが、役者にも「着せる」べき。
そして今回、一番最悪だったのは、観客で、芝居を壊す駄目な客が居た。戦犯は誰だよ。女装した男が居ただけで笑うような芝居をしてる奴が一人居るらしい。
個々の役者の力はあるが、イマイチ巧く作れてない。演出の世界観は悪くないのに、世界の作り方が下手だ。
お母さんと寺十悟は良かった。
しかし、秋山が駄目なのも痛い。重要なキャラクターなのに、もう一歩足らない。
スタッフ関係では、音効は兎も角、照明が微妙。BSが目潰しになっているし、テレビが明るすぎて眩しい。照明が客を脅してどうするんだか。
衣装も所々気になる。少年の靴はブーツであるべきだし、ジローはベストが似合わないし、オッサンの派手ソフトスーツも浮いている。「その人が普段着ている服」として違和感がある。
衣装の人は、作品に沿ってイメージを作るのは結構だが、役者にも「着せる」べき。
そして今回、一番最悪だったのは、観客で、芝居を壊す駄目な客が居た。戦犯は誰だよ。女装した男が居ただけで笑うような芝居をしてる奴が一人居るらしい。
三越歌舞伎『傾城反魂香』を見る(三越劇場)
笑也の立役だったが、如何にも騙されそうな色男だった。姫様の時の方が逞しい感じだな。
対する春猿は罠を用意してそうな姫様でナイス。
笑也が出した虎も良い。
描いた虎が本物になるってのが格好いい。
歌舞伎の動物は結構良い気がする。小栗判官の馬といい、この間の化け猫といい、リアルな動きとカリカチュアライズされた部分とが芝居らしい。
(それにしても、猿弥は勇気があるな、虎と戦うとは)
姫が逃げていく個所で段治郎の殺陣があった。こんな下っ端の役に、こんな見せ場があるとは珍しいと思えば、猿之助が足した部分らしい。
そもそも、序幕はあまりやらないらしいが、それじゃ話がわからないよなあ。
三越の劇場は狭いから、一体感があっていいと思った。新劇のやるシェイクスピアの芝居よりも、笑うところで笑いが出ているのがいい。コメディで新劇で笑わない客達は何を楽しんでいるのか謎だ。
対する春猿は罠を用意してそうな姫様でナイス。
笑也が出した虎も良い。
描いた虎が本物になるってのが格好いい。
歌舞伎の動物は結構良い気がする。小栗判官の馬といい、この間の化け猫といい、リアルな動きとカリカチュアライズされた部分とが芝居らしい。
(それにしても、猿弥は勇気があるな、虎と戦うとは)
姫が逃げていく個所で段治郎の殺陣があった。こんな下っ端の役に、こんな見せ場があるとは珍しいと思えば、猿之助が足した部分らしい。
そもそも、序幕はあまりやらないらしいが、それじゃ話がわからないよなあ。
三越の劇場は狭いから、一体感があっていいと思った。新劇のやるシェイクスピアの芝居よりも、笑うところで笑いが出ているのがいい。コメディで新劇で笑わない客達は何を楽しんでいるのか謎だ。


