2007年01月08日

グループ る・ばる「八百屋のお告げ」を見る

鈴木聡の作なので見に行ってみる。
全体の感想としては、演出が駄目だ。
盛り上げどころはきちんと盛り上げないと。

確かに鈴木聡のレパはちょっと演出が難しい。一歩間違えば生臭くなるし、時間がブツ切りで、筋が出来にくい。
それを、本人の演出であれば、巧く処理しているけれども、この演出家は処理出来てなかった。良いところも死んじゃうね。

不条理だし、何がどうなってそんなことになったかわからない、でも「こうなっちゃったんだ」というパッションの爆発が良いところなのになあ。
フニクリフニクラなんかは、将にそういう爆発どころで、全員泣きながらやっても良いくらいだよ。そして暗転だよ。

照明が微妙なのも気になった。
最初の場面で、窓の外の明かりが、早朝の明かりだったけど、時間は10時だろ?見ている方が混乱するよ。
昼になっても、昼の光にならないしな。
(夕方は出来て当たり前)
他にも細々と気になる照明だった。

加納さんの違う面が見られたのは面白かった(人物像が安定してないからやりにくそうにしていたけどな)。

小母さんがカッパちゃんを抱きしめるシーンは、もっと速くて良いよな。
ああいったリズムに演出のセンスが無い。
人の感情には流れがあって、感情がトップに行った時に動きが出るんだが、それを役者の好きなリズムでやらせたら駄目だよ。
役者のリズムで合っていることもあるけれど、客のリズムと違う事もあるしね。
それを摺り合わせるのも、演出の仕事の一つだよな。

演出が駄目だと、こういう転け方をするというのがよくわかった。
posted by 國王 at 10:08| ウィーン ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居ヲ見ル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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