■花組芝居
10段目の討ち入りが微妙。あまりやらないらしい。
それまでが盛り上がっているだけに、やや拍子抜け。
襖を使った演出はナカナカ良いので、音やテンションで高く持っていけると良いと思う。
とは言っても、全体的には大満足で面白かった。
特に石川氏のレパはなかなか良い。よくまとまっていて、話の流れがスッキリしている。テンポも良いし、一つ一つが独立した話のクオリティで、かつ、一本の話になっている。判官のシーンが長めなのも、話の土台をしっかりと作っているように感じた。
加納さんも、作演よりは、演出のみの方が巧いように思う。レパを書くとちょっと詰め過ぎかもしれない。
ただ、役者としては、大星がやや難あり。
難しい役どころだけれど、人物像にもう少ししっかりしたものが欲しい。
最初の場面で強烈に真面目で硬いところを見せなければ、後半の遊んでいるところが生きてこない。
生臭モノを食わせやがっての部分も、「生臭モノを食わせやがって」→感情の高ぶりではなく、感情が高ぶって、相手に何かをしたい→抑える→セリフであった方がスムーズ。
言葉が先であると何故か嘘臭い。
判官はナカナカ巧い。屈辱を堪えているシーンが大変良かった。ああいった細かい芝居を積み重ねられる人は、良い芝居をすると思う。
それからお軽が良い。前に見た、イアーゴーよりもこちらの方が良い。
アフタートークも当然の事ながら聞いたが、少々変わったアフタートークで面白かった。人々が妙に共感していたのも面白い。
20周年の良い〆だったと思う。
2008年01月11日
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