2008年01月11日

りゅーとぴあ『ハムレット』を見る(銕仙会能楽研修所)

■りゅーとぴあ

ハムレットもクローディアスも凄く良かった。
クローディアスにまだ課題はある感触だったけれど、レパの解釈的にも、作中でハムレットに憎悪を抱いていく方が人物像がはっきりする。
(クローディアスはまだ迷いがあるように見えた。もう少しハムレットに対する感情の流れを、好→恐怖→嫌と明確に作ってしまっても良い。持論としては、ハムレットで一番悪い奴は、ハムレットの親父だと思う。主犯は親父だ!!自分の感情で、息子に人殺しをさせるは、結果はわかっているのにデンマーク王家を潰すわで最低な奴だ)
ガードルードは微妙。英介のを見ちゃうとな。
オフィーリアがショックを受けるところは微妙だなと思ったけれど、狂っていくところは良かった。
演出的には義太夫とピアノで盛り上がっていくのが格好良い。異なる音が盛り上がる演出もさることながら、ゴンザーゴ殺しを一つの盛り上がりに持ってきたのは正解。あれでクローディアスが追い詰められなければならない。
(でも、義太夫の人はドーランを塗ってくれ)
ハムレットがずっと座っている演出も良い。
この話は、忘れられがちだが、ずっとハムレットの主観で語られている。叔父が本当に兄殺しの犯人なのかはわからない。
ゆえに、ハムレットがずっと座りっぱなしで、独り言のように世界が展開していくのが面白い。
ガラは微妙だけど、栗田氏のボローニアスも好きだ。ボローニアスのわりに、隙のない顔だけどな。

フォーティンブラスをどうするんだろうと思っていたら、やっぱり登場しなかった。そうか。

再演を見たい演目だ。
posted by 國王 at 00:26| ウィーン ??| Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居ヲ見ル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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