2008年09月14日

花組芝居「怪談牡丹燈籠」於・あうるすぽっとを観る

面白かった。
そういえば、牡丹灯籠ってこんな話だった。やっぱり他のと混ざるなあ。
(去年中国の元ネタを講談で聞いたというのに…)
仇討ちの話をメインに持ってきているのがいい。
色んな筋が混ざり合っているレパも面白いし、役者が皆巧い。
最初に花組を観た時には、もっと下手だったけれど、やはり「劇団」ってのはすごいね。燐光群も花組もきちんと「劇団」として活動している。
こうしたスタイルで出来ている劇団は幾つあるんだろうな。
適当なその場ユニットでいいじゃん、てなところも多いよな。
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2008年08月30日

りゅーとぴあ能楽堂シェイクスピアシリーズ第3弾「冬物語」於・あうるすぽっとを観る

やっぱり冬物語は奇妙な話だ。
芝居で見ると、なおさら奇妙に感じる。
この奇っ怪さは、りゅーとぴあの人々だからこそ出せる気持ち悪さのような気がする。
相変わらずお后の人がいまいちだが、最初に観た時よりは随分マシになってきた。
しかし、冬物語特有の芝居としてのネムタはりゅーとぴあを持ってしてもクリアできてない。
元のシェイクスピアがアレだから仕方がないが。
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2008年08月23日

二十一世紀歌舞伎組「新水滸伝」於・ルテアトル銀座を観る

いつもよりも、作り込めてない感じがしたが、それでも何とか成立してしまうのが、オモダカヤと「型」のすごいところ。
右近が林仲ってのはちょっと違うというか、林仲自体がレパのイメージが違うなあ。
林冲は細面でスマートな戦い方のイメージだ。
水滸伝というよりも、全然違うオリジナルとしてやった方が面白かったんじゃないだろうか。
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2008年08月02日

「聖流譚」於・サザンシアターを観る

茂山家の芝居。
加納さん演出。
今昔物語がチョイチョイ混ざった話で、レパも演出もいい。もちろん役者もいい。
面白かった。
セットは鏡の世界っぽいのが面白い。
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2008年07月26日

3軒茶屋婦人会「ウドンゲ」於・ベニサンピットを観る

好きではないが良いレパだ。
芝居よりは、映画向きのレパだと思う。
でも、微妙な心境が良く書けていて、こういう小さい小屋+少人数の巧い役者には良い作品だ。
書き下ろしだからそりゃそうだってとこだが。

大谷さんは大変巧い。
英介も丸いシトも巧いんだけど、今回は大谷さんの役のシトの心の変化が大きなキーになっているので、巧さが際立った。
それから「まずいラーメン」と最後に書くのは定番だが、「最高にまずいラーメン」というセリフがいい。
「まずいラーメンを一緒に食べる友達」をそれまでに巧く描けているので「最高」が利いている。
チープでありきたりだが、それを良い芝居にできるかどうかは、やはりテクニックなんだろうな。

それから、OPを見ていて、(良い言葉であれば尚更良いが)単純な言葉から始まる場面を巧く作れるのはやはり良い役者だと感じた。
当たり前のことだが。
でも、セリフに振り回されて、その当たり前が全く出来ていない役者の多い中、セリフを言うことが当たり前で、その先に何を作るのかを見えているかどうかは、器が測れるね。

(言葉が良い言葉であれば尚更良いが)能とは、結局のところ、「言葉」というものに頼ることが出来ない、寄りかかることが出来ないからこそ、芝居の本質的なものが抽出されていくのかもな、英介のOPで気づいた。

これは女形の方が女を良く知っていることにも似ている。
駄目な女優は女であることに寄りかかるし、駄目な男優も男であることに寄りかかる。女形や男役は、全く別のところから役を作るから、意識が高いんでしょうな。

役者は、自分であることや、言葉によりかかってはイカン。

そういう意味では、テント芝居の無意味にテンションの高い芝居も同じように思う。「アングラ芝居」の形だから、きちんと構築せざる得ない状況に追い込まれている。
だから、駄目な小劇場系はスカした芝居が多いのかもね。(-_-)
大学のテント芝居よりも、集中してない芝居をしちゃう原因なんだろうな。

言葉とは何でしょうね。
小説や芝居を書く時には、最初の言葉がローカットのQになるように、頭を捻って書いているんですが、最初の言葉、最初の段落にどのくらい意識を持てるかは、大きい気がします。

芝居と違って、小説は役者がセリフを言うわけでも、音が入るわけでも照明が入るわけでも演出がつくわけでもないですから、要素が少ない分楽なような気もするし、難しいような気もします。

まあ、何をどうしても難しいんだろうな。
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2008年07月17日

「子供のためのシェイクスピアカンパニー/シンべリン」於・あうるすぽっとを観る

シンベリンをやるのは大変珍しい気がする。

何時もに比べてテンションが低かった。でも面白さは流石。
最初と最後の黒い人々が「物語」と言う感じがしていい。ゴンザゴ殺しを連想する。
またシェイクスピアっぼい。あのワザトラシイ「お終いお終い」みたいなのが好きだ。
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2008年07月12日

じゅんじゅんSCIENCE「アリス」於・吉祥寺シアターを観る

前にTVで見て微妙だと思った人が大変良かった。
恐るべし、じゅんじゅんの演出力。
「構成する」ってことが良くわかっている演出家だと思う。個性的な人の良さを出させながら、じゅんじゅんの世界を構築している。素晴らしい。

水と油時代に、完成度が高いと感じることが多かったけれど、つまりはこういうことなのかもな。
人数も少なく、時間も短いから、完成度を上げやすい面もあるけれど、きちんと構成できてなかったら、そうじゃないしな。

ただ、アリスとウサギとじゅんじゅん(←ルイス・キャロル?)じゃない謎の人の衣装はもう一捻り欲しい。やや中途半端だ。
パジャマを着るくらいの差とファンキーさが欲しかった。

それから、子供の声の朗読で踊っていたのもすごい。
声もまた音であり、音楽であるのだな。
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2008年07月05日

「燐光群/ローゼ・ベルント」於・調布市せんがわ劇場を観る

うーむ。
主役が痛い。

以前見た芝居でそんなに悪くない役者だと思ったけれど、このレパ、このメンバーで見ると痛いな。
奥様役の客演も痛い。何故あんな訳のわからん芝居をするのか。

主役が一番痛かった理由は、「ローゼとはどういった人物であるのか」が全く掴めていないからだと思う。
最初の場面からして、売女なのか純朴な少女なのかわからん。
だから、社長との関係も、「無邪気な憧れからくる青春のアヤマチ」なのか「手玉に取った悪い女」なのかわからん。
そもそも、笑い方が不自然で気持ち悪い。

猪熊さんも本当にマジで凄いね。
毎回別人だ。
もう、10ツ子なのかと思うよ!!( ̄д ̄)
彼のような役者は職人なのか役者として生きているのかわからないけれど、一先ず凄いことは確かだ。

今回、舞台は綺麗で良かった。五角形の柱が利いてる。
意味ありげに置かれた楽器が使われなかったのは気になったが、最後の水のシーンは大変良かった。

水と言えば、皆が工場から出てきて水を飲むシーンが良い。むあっとした暑さが伝わってくる。芝居ってのは、映画と違って、絵がなくてもそこにあるものなんだよな。

アフタートークは、独逸文学者と坂手洋二。
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2008年07月01日

「MANSAI◎解体新書その拾参」於・パブリックシアターを観る

行ってみたら、人の多さに吃驚した。
トークショーなので、こんなに人が居るとは思わなかった。どうやら、相手が宝塚の人なので、そこらしい。
萬斎も宝塚も男女両方の役をやる人達なので、そこがテーマだったが、狂言でも宝塚でも同じことをしているのが興味深い。
萬斎は宝塚風のダンスを踊ろうとしても、やっぱり狂言だった。スゲェ。
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2008年06月21日

「能楽現在形劇場版@世田谷」於・パブリックシアターを観る

観世と喜多と見たけど、観世の方が好きだなあ。
韋駄天が上に上がった時に、音がしないのが良かった。
観世の方が、型だけでなく、中身に踏み込んでいる印象だ。
ヨシマサ先生の融でグゥグゥと寝た。
でも、何だか正解だったと思う。
勿体ないと思いながら寝るってのが豪華だ。
普通なら失礼なことなんだけど、観世ヨシマサの融を見ていたら、何だか今が夜中のような気がしてきて、庭で融をのぞき見しているような気分になった。
気付いたらもっと近くで見たいと思いながら寝てた。
不思議な感覚だ。
ファンタジーに出てくる子供をリアルで体験したみたいだった。
喜多はそう感じなかった。
能はスゲェ。
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2008年06月05日

「シリーズ『歌』vol.11」於・紀尾井ホールを観る

面白かったけど、邦楽は能楽堂の方がやはり良いと知る。
特に照明が明るすぎて、音の邪魔をしている印象だった。
正直眠かった。
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2008年05月17日

「わが魂は輝く水なり」於・シアターコクーンを観る

もしかして萬斎は、暫く並ぶ人の居ないレベルの役者なのかもな。周りとの差に吃驚した。
菊之助の事を巧い役者だと思っていたけれど、萬斎と並ぶと力の差がハッキリと目立つ。まだまだ青い。もっと言葉を大事にした方がいい。最初の場面なんかは、物語の核や象徴を語らねばならないのに、そこで転けちゃ駄目だ。そのせいで、物語に置ける水の位置が曖昧になった。最後に、タイトルが観客にストンと落ちなきゃ駄目だ。
実盛を取り巻く人間関係が、対権頭、五郎、六郎、巴と4つあったのに、この芝居で成立していたのは、津嘉山正種と菊之助だけなのが惜しい。
惟盛はあのイメージだな。
レパの言葉はなかなか良いけれど、構成はやや微妙な部分もある。でも演出次第。
衣装は良かった。
さり気なく、赤白を入れているところも良いが、五郎の白い薄物から赤が透けていたり、赤白なのも良い。
萬斎は、実盛としてそこに存在していた。
最後の五郎と笑うシーンはちょっと泣いちゃったよ。全くそんな要素の無いところで見る者に平家物語を感じさせるのが素晴らしい。そうだよな。平家ってそういう話だったよな。
中原兄弟も良かった。レパの描き方もいい。
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2008年05月10日

「猫のホテル/けんか哀歌」於・本多劇場を観る

真剣な池鉄とまことさんの芝居は格好イイ。
途中、ガンツさんに池鉄が笑いが止まらなくなってたけど、普段の芝居がしっかりしてるから、面白いし許されるノリシロだな。観客大爆笑で自分も何がなんだかわからないのに笑ってた。
チープな言い方をすれば、舞台と客席がケーブルでつながってなければ起こらない事象なんであって、だたの楽屋落ちでないところが凄い。
満喫した。
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2008年03月29日

「狂言劇場その四」『盆山』能楽囃子『唐人相撲』於・パブリックシアターを観る

どれも面白かったが、最後の唐人相撲がスゲェ。
素人を使ってるのも凄いが、あの空気を作れるのがスゲェ。
狂言ってなんだろな、とか、芝居ってなんだろな、と考える。
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華のん企画「チェーホフ短編集」於・あうるすぽっとを観る

チェーホフってどんなんだっけ?などと思いながら見に行ったのだが、そういえば、本を持っていたんだった。芝居のネタにしたこともあるんだった。
チェーホフも翻訳物だから、下手な新劇がやると嘘くさいものになりそうだが、やはり山崎氏はいい。処理が巧いときちんと芝居として成立して面白い。
最近、こうしてシェイクスピアや翻訳物でレベルの高いものが多いが、新劇の人もこうした「芝居らしさ」があるといいのになあ。
"翻訳物"としてやっちゃうから、芝居が死んでしまうんだよ。
最初のイエローヘルメッツが出てくる形もいい。
それから相変わらず小さい人が巧かった。一番好きな女優かもな。
訳は、小田島恒志。雄志の息子らしい。
アフタートークは山崎氏と恒志。

●アフタートーク

(妻に誰かがジョーク)

o:巫山戯た話を真面目にやっている
y:コントに近いが、コントとしてやるのは役者が出来ない。難しい。変な人ばかり登場人物が出てくる。そぎ落としたような話にしないと出来ない。役者は大変

o:ボードヴィル、fa留守と言われるもの。カモメにしても、三人姉妹にしても、変な人ばかり出てくる。
y:何か病気してたり、変な癖を持っていたり。
o:原作は、病気やりすぎ。チェーホフは医者だった。
y:この稽古に入ってから、顳がひくひくしていた。
o:お祓いした方が良いですよ。煙草の害悪についてが、チェーホフっぽい。心で思っていることと、面でやっていることが違う。普通の芝居なら、筋があって、こういうことをやるというのが決まっているのに、チェーホフは裏切る。
y:そういうものを演じる時は、ソレを出してしまおうとするのが役者の性。しかしそれはまずい。それを出さないでくれと、今回の演出では言った。シェイクスピアは黒澤、チェーホフは小津安二郎っぽい。舞台役者が小津映画に出た時に戸惑ったらしい。シェイクスピアには独白が多い。
o:シェイクスピアは、当時は照明がない。セリフで「夜だ」と全部言う。心で本当は悲しいというのも全部言ってしまう。チェーホフは、役者や見る人によって解釈が違いそう。

y:たばこの害悪は別役実の匂いがする。

o:正反対なのに、シェイクスピアを好きな人はチェーホフが好き。
y:読み直したら、今までと感じ方が違った。ワーニャ伯父さんなんかは、莫迦なオジサンが面白く感じた。
若い時には感じなかった。

o:くしゃみが入ってない。
y:無言劇は難しすぎすなるMR.ビーンでないと出来ない。
o:マイケル・フレインはト書きでも遊ぶ。ジョークが書いてある。役者に受けるだけだから、必要のないもの。フレインは表と裏を物凄く意識する人。フレインがチェーホフ好きなのは、よくわかる。人間のドラマは表ではなく、裏で動いている。

o:原文と全然違いますね。(山崎版)
y:旅役者や夏の夜の夢、家族は原作に出てこない。
こういったものは、机上では出てこない。稽古に入ってから。
罵倒する話などは、ロシアとフランスだと原作にはっきり書いてある。二人芝居がなかなか巧く行かなかった。他の人を食卓に座らせたら、そこから見えてきた。二人芝居がバッチリ出来ていたら家族は出てこなかった。
イエローヘルメッツで始めようと思ったが、禁じ手かなと。
短編のみをやると面白くないから、旅芸人。ピータークインス一座も6人だったなと。でも、名前を出すのは嫌だった。
o:心で思っていることが違うのは、演出で見せていた。
独白を周りの人が話すのは、チェーホフが喜ぶと思う。
y:独白は誰に向かって話しているのかわからない。独り言ならキモチワルイ。95%が自問自答。問方を周りの黒コートにやってもらおうかと。
o:フランスのボードヴィルはお客に言っているが、チェーホフは逆にやってない。ボードヴィルなのに、シェイクスピア的独白。
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2008年03月27日

「獅子虎傳阿吽堂・vol.4」於・パブリックシアターを観る

楽器は新しい方が良かったり古い方が良かったり。
新しいと高い音が出るんだな。
茂山逸平と尾上青楓、スゲぇ!!
やっぱり古典芸能は奥が深い。
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2008年03月23日

「スーパー歌舞伎・ヤマトタケル」。於・新橋演舞場。右近の回を観る

右近の舞は巧いと実感したよ!!!
右近、実はすごかったんだな!( ̄д ̄)
クマソの照明落とすところや、兄タケルを討つところが良かった。日舞の人ってああいう動きをするんだなあ。段治郎と違う殺陣なのがどちらもいいね!
見た目は段治郎の方が綺麗だけど、でも、右近は右近でイイ。
ヤマトタケルの人物の造形は、段治郎の方がストイックで儚い感じがして良いが、周りの人との関係は右近の方が良い。特に姫達との関係は右近の方が良い。
最後の帝は、猿弥のように冷たい方が良いかなあ。
弘太郎良かった。舞のところがいいね。
タケヒコとへタルベはカーテンコールで樫の葉を頭に刺していたらしい。
笑也の芝居が違った。良かった。さすがだ。
右近と段治郎で殺陣のスピードが違う。右近の方がゆっくりで、段治郎の方がスマートだがどちらもいい。
入れ替わりの所は右近の方が巧い。
白い衣装の段治郎は綺麗だ。最後のタケヒコとヘタルベの関係は段治郎の方がいい。
倭へ帰りたいのところで持っていくのは流石、右近。

観客が、1階席の方がマナーが悪かった。
そんなものなのかなあ。
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2008年03月20日

劇団フライングステージ「新・こころ」於・下北沢駅前劇場を観る

関根さんって人は自分がゲイであることに向き合っている、そしてアイデンティティとしているんだな、と再認識した。
ゲイに限らず、どんな何であっても、「自分」というもの、そしてその「自分」を取り巻くものを形にすることは、作家にとって重要なことだね。核の無い人はツマラン。
「核が無い」ってのもまた一つの核だが、自分は何かの核があるタイプなんだろうな、とも思う。
それから、関根さんが、二次創作っぽく楽しく書いているのが伝わってくるのが良い。それもまた、作家の核だ。
演出としても、役者を良く育てているし、レパもいい、役者としても良い。
もっと早く知りたかったし、次回作が早く見たい。
(前回、関根さんは役者としていまいちかと思ったが、そうでもなかった。やっぱり巧い)
アフタートークは関根さんと溝口さん。キャッキャしたトークだった。
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2008年03月15日

「スーパー歌舞伎・ヤマトタケル」。於・新橋演舞場。段治郎タケルを観る

兎に角すごく面白かった。
段治郎はもうちょっと自分色を出しても良いかもな。右近にやや引きずられているのが気になる。段治郎には段治郎の良さがあるんだから、もっと違っていい。
一週間後に見た右近のものよりも、ストイックなタケルなので、そこをもっと掘り下げても良いんじゃないかと思う。
それから、姿形の綺麗さは流石で、特にクマソのシーンの白い格好と最後の鳥の部分が良かった。
最後の鳥の部分で持って行けるかどうかが役者の力量だと思うが、すばらしい。
クマソの樽を投げたり蹴飛ばしたりする殺陣も良さが出てるね。

他の役者は、猿弥巧くなった。帝でああいう芝居が出来るとは驚いた。
門之助の姥神も良かった。門之助の大后もいい。器用な人だなあ。独特の魅力がある。
右近は出ると舞台が古代じゃなくて江戸になっちゃうのがなんだか可笑しい。
だが、旗を振っているところがスバラシく、あれで見せられるのはやっぱり右近だなと思う。
笑也の演じ分けスバラシイ。16才に見える。
笑三郎の立ち役カッコイイ。
クマソのシーンで、主要ドコロは段治郎しか出てないのに、良い場面なのが、澤瀉の層が厚いところ。こうしてみると、兼ね役に拘る時代は終わったと思う。入れ替わりをやるせいで、制約があって、殺陣がイマイチ。他の場面みたいに、しっかり殺陣をやったほうが見応えがある。ファンサービスと形式だとは思うんだけどね。殺陣はどれもよかった。

全体としては、音楽は良いのに、オペがトホホなのが残念。やりたいことはわかるけど、空白の作り方とか、CRとかどうにかならんもんか。
最初の地球や古代化石なんかの幕が次々上がっていくのカッコイイ。こういうのは大事だよな。
降らせ物で細かい雪と大まかなものを同時なのは良かった。ふくらみがでるね。
当然のことながら盆の使い方がいい。船を盆で進んでいるように見せるのもよいが、歩いている様を見せるのもいい。
どの幕も板付きで必ず登場するのが印象的で、最初に、板付きの兵隊の後ろ姿で、盆が回転して、帝がセリあがってくるのが良かった。
最初の場面といえば、寝てる子役がいた。ハラハラした。疲れてネムイんだろうなあ。
クマソのところで、壁が崩れていくのが秀逸。これぞ!って感じでいいね。
それから、火のシーンをどうするんだろうと思っていたら、ああ持ってくるとは思わなかった。まさしく芝居っぽい。あれをメインとしてやるセンスが将に芝居をよくわかっている。こういったところ、歌舞伎は一日の長がある。
弟姫入水の場面は、歌舞伎で同じシーンがあったら、少し中だるみしただろうが、今回はしてなかった。

満足満足!!( ̄д ̄)
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2008年02月02日

tsumazuki no ishi「sheep fuckers exit」於・ザ・スズナリを観る

スエヒケイスケのあの独特のサラっと感は面白い。宗教団体の話なだけに、くどくやりたくなるが、やると最後の花吹雪が生きないんだろうな。
微妙な役者も居るが、基本的には、良い粒が揃っているからこその面白さ。とも言える。
コネタとしては、寺十悟の靴がゴムで止めてあった。良い方法だ。
それにしても何でゲイが出てくるんだろ。
posted by 國王 at 12:56| ウィーン | Comment(0) | TrackBack(0) | 芝居ヲ見ル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする