■りゅーとぴあ
ハムレットもクローディアスも凄く良かった。
クローディアスにまだ課題はある感触だったけれど、レパの解釈的にも、作中でハムレットに憎悪を抱いていく方が人物像がはっきりする。
(クローディアスはまだ迷いがあるように見えた。もう少しハムレットに対する感情の流れを、好→恐怖→嫌と明確に作ってしまっても良い。持論としては、ハムレットで一番悪い奴は、ハムレットの親父だと思う。主犯は親父だ!!自分の感情で、息子に人殺しをさせるは、結果はわかっているのにデンマーク王家を潰すわで最低な奴だ)
ガードルードは微妙。英介のを見ちゃうとな。
オフィーリアがショックを受けるところは微妙だなと思ったけれど、狂っていくところは良かった。
演出的には義太夫とピアノで盛り上がっていくのが格好良い。異なる音が盛り上がる演出もさることながら、ゴンザーゴ殺しを一つの盛り上がりに持ってきたのは正解。あれでクローディアスが追い詰められなければならない。
(でも、義太夫の人はドーランを塗ってくれ)
ハムレットがずっと座っている演出も良い。
この話は、忘れられがちだが、ずっとハムレットの主観で語られている。叔父が本当に兄殺しの犯人なのかはわからない。
ゆえに、ハムレットがずっと座りっぱなしで、独り言のように世界が展開していくのが面白い。
ガラは微妙だけど、栗田氏のボローニアスも好きだ。ボローニアスのわりに、隙のない顔だけどな。
フォーティンブラスをどうするんだろうと思っていたら、やっぱり登場しなかった。そうか。
再演を見たい演目だ。
2008年01月11日
花組芝居『KANADEHON忠臣蔵』(パブリックシアター)
■花組芝居
10段目の討ち入りが微妙。あまりやらないらしい。
それまでが盛り上がっているだけに、やや拍子抜け。
襖を使った演出はナカナカ良いので、音やテンションで高く持っていけると良いと思う。
とは言っても、全体的には大満足で面白かった。
特に石川氏のレパはなかなか良い。よくまとまっていて、話の流れがスッキリしている。テンポも良いし、一つ一つが独立した話のクオリティで、かつ、一本の話になっている。判官のシーンが長めなのも、話の土台をしっかりと作っているように感じた。
加納さんも、作演よりは、演出のみの方が巧いように思う。レパを書くとちょっと詰め過ぎかもしれない。
ただ、役者としては、大星がやや難あり。
難しい役どころだけれど、人物像にもう少ししっかりしたものが欲しい。
最初の場面で強烈に真面目で硬いところを見せなければ、後半の遊んでいるところが生きてこない。
生臭モノを食わせやがっての部分も、「生臭モノを食わせやがって」→感情の高ぶりではなく、感情が高ぶって、相手に何かをしたい→抑える→セリフであった方がスムーズ。
言葉が先であると何故か嘘臭い。
判官はナカナカ巧い。屈辱を堪えているシーンが大変良かった。ああいった細かい芝居を積み重ねられる人は、良い芝居をすると思う。
それからお軽が良い。前に見た、イアーゴーよりもこちらの方が良い。
アフタートークも当然の事ながら聞いたが、少々変わったアフタートークで面白かった。人々が妙に共感していたのも面白い。
20周年の良い〆だったと思う。
10段目の討ち入りが微妙。あまりやらないらしい。
それまでが盛り上がっているだけに、やや拍子抜け。
襖を使った演出はナカナカ良いので、音やテンションで高く持っていけると良いと思う。
とは言っても、全体的には大満足で面白かった。
特に石川氏のレパはなかなか良い。よくまとまっていて、話の流れがスッキリしている。テンポも良いし、一つ一つが独立した話のクオリティで、かつ、一本の話になっている。判官のシーンが長めなのも、話の土台をしっかりと作っているように感じた。
加納さんも、作演よりは、演出のみの方が巧いように思う。レパを書くとちょっと詰め過ぎかもしれない。
ただ、役者としては、大星がやや難あり。
難しい役どころだけれど、人物像にもう少ししっかりしたものが欲しい。
最初の場面で強烈に真面目で硬いところを見せなければ、後半の遊んでいるところが生きてこない。
生臭モノを食わせやがっての部分も、「生臭モノを食わせやがって」→感情の高ぶりではなく、感情が高ぶって、相手に何かをしたい→抑える→セリフであった方がスムーズ。
言葉が先であると何故か嘘臭い。
判官はナカナカ巧い。屈辱を堪えているシーンが大変良かった。ああいった細かい芝居を積み重ねられる人は、良い芝居をすると思う。
それからお軽が良い。前に見た、イアーゴーよりもこちらの方が良い。
アフタートークも当然の事ながら聞いたが、少々変わったアフタートークで面白かった。人々が妙に共感していたのも面白い。
20周年の良い〆だったと思う。
猫田家『ミーコのSFハチャメチャ大作戦〜ベルンガ星人をやっつけろ!〜』を見る(アトリエヘリコプター)
■猫田家
猫田直と小熊ヒデジの二人芝居。
何とも言えない芝居だった。
作は意味不明だが面白いような気がしなくもない。
演出は駄目だな。
チープにやっていた所はは豪華にやらなくちゃ、落とした時の落差が無い。
所謂、糞芝居にカテゴライズされるであろう芝居なのに、役者が巧いと訳が分からなくなる。それだけ二人の力量が凄いとも言える。
ライブのトークシーンで、猫田直が、小熊ヒデジに話しかけるだけで笑いが置き、かつ、二人の関係を示していたのは素晴らしい。
それにしても小熊ヒデジは本当に巧くなったと思う。
良い役者だとは思っていたけれど、マジで巧い。またkudanプロジェクトで見たい。
猫田直も、引き出しが色々ありそうだから、もっと見たい。
猫田直と小熊ヒデジの二人芝居。
何とも言えない芝居だった。
作は意味不明だが面白いような気がしなくもない。
演出は駄目だな。
チープにやっていた所はは豪華にやらなくちゃ、落とした時の落差が無い。
所謂、糞芝居にカテゴライズされるであろう芝居なのに、役者が巧いと訳が分からなくなる。それだけ二人の力量が凄いとも言える。
ライブのトークシーンで、猫田直が、小熊ヒデジに話しかけるだけで笑いが置き、かつ、二人の関係を示していたのは素晴らしい。
それにしても小熊ヒデジは本当に巧くなったと思う。
良い役者だとは思っていたけれど、マジで巧い。またkudanプロジェクトで見たい。
猫田直も、引き出しが色々ありそうだから、もっと見たい。
二期会『天国と地獄』を見る(日生劇場)
維新派『nostalgia』を見る(彩の国さいたま芸術ホール)
■維新派
よくまとまった世界が構築されているけれど、この芝居、演出家は満足だろうが、役者はやっていて楽しいのかなあ。
セットや演出家の感覚は凄い。でも、やりたい芝居ではないし、見ていてやや退屈。
人を惹きつける芝居とは言い難い。
「体感させる」「四次元芸術としての芝居」という意味では、正統派だ。
でも、それだけだ。
そして、人を使わずに、CGでも良い世界だよな。正直な所。
よくまとまった世界が構築されているけれど、この芝居、演出家は満足だろうが、役者はやっていて楽しいのかなあ。
セットや演出家の感覚は凄い。でも、やりたい芝居ではないし、見ていてやや退屈。
人を惹きつける芝居とは言い難い。
「体感させる」「四次元芸術としての芝居」という意味では、正統派だ。
でも、それだけだ。
そして、人を使わずに、CGでも良い世界だよな。正直な所。
燐光群『ワールド・トレード・センター』を見る(スズナリ)
■燐光群
尺が長い。
坂手洋二にしては、今回やや暴走気味な感じを受けた。
登場人物が多くて錯綜気味。
事件に対する様々な人の群像劇であることは良いが、もう少し一つ一つのエピソードをさらっと処理した方が良い。一つのエピソードが、全体の話に馴染んでないので、ブロックごとに区切られてしまった印象がある。
例を挙げれば、布石として、アンダースタディについて語らせるのは良いが、芝居が中止になるかどうかのエピソードは、会話に出てくる程度でよい。
全体的にもう少し絞り込みがないと、ストーリィの流れがふらつきがち。
ここはいっそ、編集長を中心に話を展開しても良かったのかもしれない。それでなければ、最後のシーンが生きてこない。
それにしても、編集長の相手の役者がヒドイ。
それから、盛りあがりの部分のワークショップは微妙。アイディアは面白いけど、筋に馴染んでないから、浮いて見える。
・アフタートークについて
どちらかというと、日本は55年体勢崩壊から時間が止まっていると思う(ヒーローの消失)。
カタカナ=アンダースタディという発想は面白い。坂手洋二が、こういった言葉の感覚だと思ってなかったので、やや意外だった。ただ、折角の発想なのだから、もう少し軸をはっきりとさせるべき。
学者の人はトークが下手で、良い事を言っているんだけど、わかりにくいし、芝居のアフタートークというより、主張したい事を話しているように見えた。
アフタートークの人選もなかなか難しい。
◎アフタートークmemo
○9.11以降世界も彼処で足踏みしているように見える。
○アメリカ人は9.11からモビーディックを連想した。ジョン・ヒューストン監督の映画のラストを思わせる。
○燐光群は丁度9.11の時に白鯨をやっていた。
○屋根裏にもだるまさん転んだにも9.11のイメージがある。
○段ボールは燐光群のスターシステム。
○最近、アメリカで、一人で壮大なドラマを演じる事が流行っている(例:ワンマンスターーウォーズ、ワンマンモビーディック、二人でシェイクスピア/=つまりは落語)。
サ:俳優が自分の事を書いて、それを一人で演じるジャンルがある。日本ではあまり紹介されない(例:ユダヤ系の役者がイスラエルを訪ねる話)
サ:ドキュメンタリーの難しさ。沖縄の話は、人間関係がねじれきっていて、芝居にならない。ねじれきっているのは凄いことだが普通のこと。
サ:夜中の12時に電話しても編集長が居た。何となく居た。これを描きたかったが、それは別の作品で。
○ワールド・トレード・センター as in カタカナで巧く表している。=アンダースタディ
サ:自分というメディアを通していく=カタカナ
○2001年以降アメリカ批判を出来なくなった。研究でも、北米以外で無いと圧力がかかる(例:援助金)。ここから時間は動いてない。
○9.11は未来を爆破した。未来を構想しようとしても、9.11に引き戻される。ショートメモリーものが多いが、それはこのメタファーか?
サ:9.11は沸点のようなもので、元からあったものが、沸騰してしまった。これをアメリカ批判にすると構造が変わらないからアメリカ批判にしたくない。
サ:演劇は何かを出していくことと思われがちだが、受けていくことも大事。(h:自分を媒体にするという意味か?)世阿弥の能に近いものを感じる。ライブであることも含め。自分と観客が共通して感じるものがあり、それを掘り下げていく作業。
サ:(宛書きはするのか?と聞かれ)やりたい会話があって、それを作る為に前後を作る。
○「9.11は沖縄ですよ」に坂手洋二節を感じた
尺が長い。
坂手洋二にしては、今回やや暴走気味な感じを受けた。
登場人物が多くて錯綜気味。
事件に対する様々な人の群像劇であることは良いが、もう少し一つ一つのエピソードをさらっと処理した方が良い。一つのエピソードが、全体の話に馴染んでないので、ブロックごとに区切られてしまった印象がある。
例を挙げれば、布石として、アンダースタディについて語らせるのは良いが、芝居が中止になるかどうかのエピソードは、会話に出てくる程度でよい。
全体的にもう少し絞り込みがないと、ストーリィの流れがふらつきがち。
ここはいっそ、編集長を中心に話を展開しても良かったのかもしれない。それでなければ、最後のシーンが生きてこない。
それにしても、編集長の相手の役者がヒドイ。
それから、盛りあがりの部分のワークショップは微妙。アイディアは面白いけど、筋に馴染んでないから、浮いて見える。
・アフタートークについて
どちらかというと、日本は55年体勢崩壊から時間が止まっていると思う(ヒーローの消失)。
カタカナ=アンダースタディという発想は面白い。坂手洋二が、こういった言葉の感覚だと思ってなかったので、やや意外だった。ただ、折角の発想なのだから、もう少し軸をはっきりとさせるべき。
学者の人はトークが下手で、良い事を言っているんだけど、わかりにくいし、芝居のアフタートークというより、主張したい事を話しているように見えた。
アフタートークの人選もなかなか難しい。
◎アフタートークmemo
○9.11以降世界も彼処で足踏みしているように見える。
○アメリカ人は9.11からモビーディックを連想した。ジョン・ヒューストン監督の映画のラストを思わせる。
○燐光群は丁度9.11の時に白鯨をやっていた。
○屋根裏にもだるまさん転んだにも9.11のイメージがある。
○段ボールは燐光群のスターシステム。
○最近、アメリカで、一人で壮大なドラマを演じる事が流行っている(例:ワンマンスターーウォーズ、ワンマンモビーディック、二人でシェイクスピア/=つまりは落語)。
サ:俳優が自分の事を書いて、それを一人で演じるジャンルがある。日本ではあまり紹介されない(例:ユダヤ系の役者がイスラエルを訪ねる話)
サ:ドキュメンタリーの難しさ。沖縄の話は、人間関係がねじれきっていて、芝居にならない。ねじれきっているのは凄いことだが普通のこと。
サ:夜中の12時に電話しても編集長が居た。何となく居た。これを描きたかったが、それは別の作品で。
○ワールド・トレード・センター as in カタカナで巧く表している。=アンダースタディ
サ:自分というメディアを通していく=カタカナ
○2001年以降アメリカ批判を出来なくなった。研究でも、北米以外で無いと圧力がかかる(例:援助金)。ここから時間は動いてない。
○9.11は未来を爆破した。未来を構想しようとしても、9.11に引き戻される。ショートメモリーものが多いが、それはこのメタファーか?
サ:9.11は沸点のようなもので、元からあったものが、沸騰してしまった。これをアメリカ批判にすると構造が変わらないからアメリカ批判にしたくない。
サ:演劇は何かを出していくことと思われがちだが、受けていくことも大事。(h:自分を媒体にするという意味か?)世阿弥の能に近いものを感じる。ライブであることも含め。自分と観客が共通して感じるものがあり、それを掘り下げていく作業。
サ:(宛書きはするのか?と聞かれ)やりたい会話があって、それを作る為に前後を作る。
○「9.11は沖縄ですよ」に坂手洋二節を感じた
「三文オペラ」を見る(パブリックシアター)
ロックオペラなのに、歌にパッションが無い。
ローリーは良かったし、夫人も良いんだけど、それ以外の多くの役者が痛い。
歌はそこそこ巧いけど、巧いだけじゃ、ロックオペラの意味が無い。歌のある必然性が欲しい。その役の気持ちが乗ってきて、それがフッと歌として出る、そこが出来てない人が多かった。そうなってくると芝居でさえない。
ブレヒトだから、セリフで「歌う」と入っているのも微妙だし、レパ自体の構成も良くないけれど、問題はそこじゃない。役者のスキルだと思う。出来てる奴と出来てない奴が居るというのは、そういう事だ。
丁度同じ日に師匠と会って「押し出すには必然性があって、意味が無く押しても駄目だ」と論評していたけれど、将にそんな感じだね。
postscript:後半は演出が変わったらしい。後半の方が良さそうだ。
ローリーは良かったし、夫人も良いんだけど、それ以外の多くの役者が痛い。
歌はそこそこ巧いけど、巧いだけじゃ、ロックオペラの意味が無い。歌のある必然性が欲しい。その役の気持ちが乗ってきて、それがフッと歌として出る、そこが出来てない人が多かった。そうなってくると芝居でさえない。
ブレヒトだから、セリフで「歌う」と入っているのも微妙だし、レパ自体の構成も良くないけれど、問題はそこじゃない。役者のスキルだと思う。出来てる奴と出来てない奴が居るというのは、そういう事だ。
丁度同じ日に師匠と会って「押し出すには必然性があって、意味が無く押しても駄目だ」と論評していたけれど、将にそんな感じだね。
postscript:後半は演出が変わったらしい。後半の方が良さそうだ。
THE GAZIRA「ヘル」を見る(吉祥寺シアター)
■THE GAZIRA
個々の役者の力はあるが、イマイチ巧く作れてない。演出の世界観は悪くないのに、世界の作り方が下手だ。
お母さんと寺十悟は良かった。
しかし、秋山が駄目なのも痛い。重要なキャラクターなのに、もう一歩足らない。
スタッフ関係では、音効は兎も角、照明が微妙。BSが目潰しになっているし、テレビが明るすぎて眩しい。照明が客を脅してどうするんだか。
衣装も所々気になる。少年の靴はブーツであるべきだし、ジローはベストが似合わないし、オッサンの派手ソフトスーツも浮いている。「その人が普段着ている服」として違和感がある。
衣装の人は、作品に沿ってイメージを作るのは結構だが、役者にも「着せる」べき。
そして今回、一番最悪だったのは、観客で、芝居を壊す駄目な客が居た。戦犯は誰だよ。女装した男が居ただけで笑うような芝居をしてる奴が一人居るらしい。
個々の役者の力はあるが、イマイチ巧く作れてない。演出の世界観は悪くないのに、世界の作り方が下手だ。
お母さんと寺十悟は良かった。
しかし、秋山が駄目なのも痛い。重要なキャラクターなのに、もう一歩足らない。
スタッフ関係では、音効は兎も角、照明が微妙。BSが目潰しになっているし、テレビが明るすぎて眩しい。照明が客を脅してどうするんだか。
衣装も所々気になる。少年の靴はブーツであるべきだし、ジローはベストが似合わないし、オッサンの派手ソフトスーツも浮いている。「その人が普段着ている服」として違和感がある。
衣装の人は、作品に沿ってイメージを作るのは結構だが、役者にも「着せる」べき。
そして今回、一番最悪だったのは、観客で、芝居を壊す駄目な客が居た。戦犯は誰だよ。女装した男が居ただけで笑うような芝居をしてる奴が一人居るらしい。
三越歌舞伎『傾城反魂香』を見る(三越劇場)
笑也の立役だったが、如何にも騙されそうな色男だった。姫様の時の方が逞しい感じだな。
対する春猿は罠を用意してそうな姫様でナイス。
笑也が出した虎も良い。
描いた虎が本物になるってのが格好いい。
歌舞伎の動物は結構良い気がする。小栗判官の馬といい、この間の化け猫といい、リアルな動きとカリカチュアライズされた部分とが芝居らしい。
(それにしても、猿弥は勇気があるな、虎と戦うとは)
姫が逃げていく個所で段治郎の殺陣があった。こんな下っ端の役に、こんな見せ場があるとは珍しいと思えば、猿之助が足した部分らしい。
そもそも、序幕はあまりやらないらしいが、それじゃ話がわからないよなあ。
三越の劇場は狭いから、一体感があっていいと思った。新劇のやるシェイクスピアの芝居よりも、笑うところで笑いが出ているのがいい。コメディで新劇で笑わない客達は何を楽しんでいるのか謎だ。
対する春猿は罠を用意してそうな姫様でナイス。
笑也が出した虎も良い。
描いた虎が本物になるってのが格好いい。
歌舞伎の動物は結構良い気がする。小栗判官の馬といい、この間の化け猫といい、リアルな動きとカリカチュアライズされた部分とが芝居らしい。
(それにしても、猿弥は勇気があるな、虎と戦うとは)
姫が逃げていく個所で段治郎の殺陣があった。こんな下っ端の役に、こんな見せ場があるとは珍しいと思えば、猿之助が足した部分らしい。
そもそも、序幕はあまりやらないらしいが、それじゃ話がわからないよなあ。
三越の劇場は狭いから、一体感があっていいと思った。新劇のやるシェイクスピアの芝居よりも、笑うところで笑いが出ているのがいい。コメディで新劇で笑わない客達は何を楽しんでいるのか謎だ。
2007年09月29日
「シラノ・ド・ベルジュラック」を見る
宝塚×1、歌舞伎×2、花組×2、新劇×2の組み合わせ。力のある役者が集まると、迫力がある。
右近はやはり主役の役者なんだな、と思った。そんなに男前でもないけれど、ピカピカの主役だ。良いシラノだった。
古典だけに、レパはイマイチな所があるけれど、レパの穴を役者と演出がしっかりとカバーしている。特に、シラノを追い詰めるシーンが絶妙で、右近と安寿ミラが、がっぷりと良い当たりで組んでいるのは、魅せられる。
それにしても、加納さんも猿弥もああいう格好が似合うなあ。右近は別人のようだった。
また、芝居の記号化を巧く使って7人で演じているのも良い。こういった古典は、チョイ役が多く出てくるが、こうしたスタイルの方が面白い。
レパの欠落としては、クリスチャンとシラノの友情をもっと書くべきだし、最後の部分が長過ぎで、客を弛ませてしまうが、栗田演出が何とかしていた。あそこまで長いと、レパに手を入れてしまって
も良いような気がするなあ。
何れにしても、栗田演出は、「古典」を「芝居」にするのが見事だ。
落ち葉のシーンで、二人の後ろから見ていたんですが、一幅の絵のような美しさだ。芝居には、これも大事だよね。
安寿ミラと目が合って、お菓子を貰った。嬉しかった。イヒヒヒヒ。その日にウオッカの摘みにして食べました。
右近はやはり主役の役者なんだな、と思った。そんなに男前でもないけれど、ピカピカの主役だ。良いシラノだった。
古典だけに、レパはイマイチな所があるけれど、レパの穴を役者と演出がしっかりとカバーしている。特に、シラノを追い詰めるシーンが絶妙で、右近と安寿ミラが、がっぷりと良い当たりで組んでいるのは、魅せられる。
それにしても、加納さんも猿弥もああいう格好が似合うなあ。右近は別人のようだった。
また、芝居の記号化を巧く使って7人で演じているのも良い。こういった古典は、チョイ役が多く出てくるが、こうしたスタイルの方が面白い。
レパの欠落としては、クリスチャンとシラノの友情をもっと書くべきだし、最後の部分が長過ぎで、客を弛ませてしまうが、栗田演出が何とかしていた。あそこまで長いと、レパに手を入れてしまって
も良いような気がするなあ。
何れにしても、栗田演出は、「古典」を「芝居」にするのが見事だ。
落ち葉のシーンで、二人の後ろから見ていたんですが、一幅の絵のような美しさだ。芝居には、これも大事だよね。
安寿ミラと目が合って、お菓子を貰った。嬉しかった。イヒヒヒヒ。その日にウオッカの摘みにして食べました。
ジャブジャブサーキット「アインシュタイン・ショック」を見る
■ジャブジャブサーキット
照明が大変綺麗だったが、音効で、一つ明らかにキューがおかしいものがあった。ちょっと奇妙だ。日めくりが良い。
主役不在の物語であるのに、それを成立させているのが素晴らしい。
アインシュタイン博士と言う人物は、時折出てくるものの、基本的には、人々のダイヤローグの中で存在しており、故に、実質は周囲に象られる部分しかわからない。
だが、その周囲の象りがきちんと作られているため、最後の子供を抱きしめるシーンに説得力がある。
DVDを見ると、クローズドサークルでの話の展開、メタ的構成はこの作家の特徴なのかなあ。
最後はやや乱暴な展開であるものの、良く纏まってはいる。
役者によっては、人物の掘り下げが甘い人も居たが、これから伸びそうだ。
照明が大変綺麗だったが、音効で、一つ明らかにキューがおかしいものがあった。ちょっと奇妙だ。日めくりが良い。
主役不在の物語であるのに、それを成立させているのが素晴らしい。
アインシュタイン博士と言う人物は、時折出てくるものの、基本的には、人々のダイヤローグの中で存在しており、故に、実質は周囲に象られる部分しかわからない。
だが、その周囲の象りがきちんと作られているため、最後の子供を抱きしめるシーンに説得力がある。
DVDを見ると、クローズドサークルでの話の展開、メタ的構成はこの作家の特徴なのかなあ。
最後はやや乱暴な展開であるものの、良く纏まってはいる。
役者によっては、人物の掘り下げが甘い人も居たが、これから伸びそうだ。
2007年09月28日
花組芝居/ハナオフ「ザ・漱石」を見る
■花組芝居
大野裕明が作演。
大野裕明のことを知らないんだけど、非常に面白かったし、好感が持てた。芝居の記号化が巧いし、構築も良い。
中々難しい題材だと思うんだけれど、良く処理されてる。
加納さんよりも盛り込みすぎないところも見やすい。違うスタイルの作演であるのも面白い。
衣装は替えずに、シャツ+ズボンにヘンテコな鬘やエプロンをつけて役者の芝居だけでやって行くのは、将に記号化を巧く使っていると言える。
役者は巧かったけれど、漱石がもう一歩弾けても良い。静かなところの芝居は良いが、巫山戯るところはもっと巫山戯た方が際立つ。それから、猫が生きているみたいだった。
次回もまた見たい。
大野裕明が作演。
大野裕明のことを知らないんだけど、非常に面白かったし、好感が持てた。芝居の記号化が巧いし、構築も良い。
中々難しい題材だと思うんだけれど、良く処理されてる。
加納さんよりも盛り込みすぎないところも見やすい。違うスタイルの作演であるのも面白い。
衣装は替えずに、シャツ+ズボンにヘンテコな鬘やエプロンをつけて役者の芝居だけでやって行くのは、将に記号化を巧く使っていると言える。
役者は巧かったけれど、漱石がもう一歩弾けても良い。静かなところの芝居は良いが、巫山戯るところはもっと巫山戯た方が際立つ。それから、猫が生きているみたいだった。
次回もまた見たい。
少年王者舘「シフォン」を見る
■少年王者舘
演出は天街だが、作は虎馬鯨。
天街と比べて、わかりやすい。
ウロボロス→世界がひっくり返る→もう一度生まれる、など、手垢のついたテーマだが、処理がよい。
手垢のついたものを、巧く見せられるのは、腕の良い証拠。
何でも奇を衒えば良い訳ではないんだよね。見せられるかどうかが大事だよ。
それから、やっぱり役者が巧い。何でもないところで笑わせられるのは流石だ。あれだけのテンションで向えるのは素晴らしい。
また見たい。
ウロボロスの蛇のイラストが面白かった。
演出は天街だが、作は虎馬鯨。
天街と比べて、わかりやすい。
ウロボロス→世界がひっくり返る→もう一度生まれる、など、手垢のついたテーマだが、処理がよい。
手垢のついたものを、巧く見せられるのは、腕の良い証拠。
何でも奇を衒えば良い訳ではないんだよね。見せられるかどうかが大事だよ。
それから、やっぱり役者が巧い。何でもないところで笑わせられるのは流石だ。あれだけのテンションで向えるのは素晴らしい。
また見たい。
ウロボロスの蛇のイラストが面白かった。
2007年09月27日
「アメリカン・パイロット」を見る
リーディングの舞台。
ちょっと微妙だった。
右近の奴を見ているだけになあ。
役者は頑張っているものの、縦線も横線もメタメタ。その人間の心情がよくわかってないから、相手との会話もチグハグ。役者の技術でその場その場の場面毎には体裁を整えているものの、道線が迷走ぎみ。
役者は割と巧そうな人が多かっただけに残念。
やっぱり、芝居は縦線と横線が大事で、その人物の心情(縦線)と、周囲の人間との関係や受け答え(横線)が巧く絡まないと織り成せない。突貫工事の印象も受けた。
多分、レパ的には、キューブリックの「博士の異常な愛情」っぽい内容を目指したものなんだと思うんだけど、演出や役者がレパの意図を汲み取れてなかったかな。
英語が通じないあたりなんかは、もっとドッと笑いが起きていい。直前までコメディに徹することによって、最後の不条理が生きる。
日本に無い感覚のレパだけど、選んだからには、巧くやってほしいなあ。
音効も微妙。
ちょっとgaugeが不適切。
あの音量だと音楽に意味が出来てしまう。ヘッドホンを付けているのを表したかったんだと思うんだけど、もうちょっと工夫した方が良い。
「どんな曲でも、適切なキューと音量であれば、それらしくなる」という名言があるけれど、将にそれの逆版だね。音量が不適切で失敗だ。
ちょっと微妙だった。
右近の奴を見ているだけになあ。
役者は頑張っているものの、縦線も横線もメタメタ。その人間の心情がよくわかってないから、相手との会話もチグハグ。役者の技術でその場その場の場面毎には体裁を整えているものの、道線が迷走ぎみ。
役者は割と巧そうな人が多かっただけに残念。
やっぱり、芝居は縦線と横線が大事で、その人物の心情(縦線)と、周囲の人間との関係や受け答え(横線)が巧く絡まないと織り成せない。突貫工事の印象も受けた。
多分、レパ的には、キューブリックの「博士の異常な愛情」っぽい内容を目指したものなんだと思うんだけど、演出や役者がレパの意図を汲み取れてなかったかな。
英語が通じないあたりなんかは、もっとドッと笑いが起きていい。直前までコメディに徹することによって、最後の不条理が生きる。
日本に無い感覚のレパだけど、選んだからには、巧くやってほしいなあ。
音効も微妙。
ちょっとgaugeが不適切。
あの音量だと音楽に意味が出来てしまう。ヘッドホンを付けているのを表したかったんだと思うんだけど、もうちょっと工夫した方が良い。
「どんな曲でも、適切なキューと音量であれば、それらしくなる」という名言があるけれど、将にそれの逆版だね。音量が不適切で失敗だ。
2007年09月26日
「国盗人」を見る
シェイクスピアの中でも最も好きな作品であり、ハムレットが素晴らしかった萬斎なので、何時もよりドキドキと向かった。
まずもって、舞台が格好良い。橋掛かりが左右に2本ずつ奥に一本のバランスも格好良いが、舞台に立てられた柱が後半回転して十字架になったのも良い。
リチャードの家紋である、猪の垂れ幕も良い。
芝居は、白石加代子が四役やっていた(王妃・マーガレット・母・アン)。この切り口は新しいかもな。
「もう悪党になるしかない」は、悪党vになる決意と、諦めの双方を内包した良い訳だとは思うけれど、台詞としての魅力は「俺は決めた。悪党になると」かなあ。「俺は決めた」と、諦めのニュアンスで言った方が良い。
夢を見るを重ねていたのが秀逸。場面毎になりがちなシェイクスピアの欠点をカバーしている。
芝居としては、様式美とリアルがよりリアル。
じゅんじゅんの影が怖い。萬斎の影でも十分やれているのが凄い。
それから、客いじりや歌に吃驚した。萬斎も冒険してくるなあ。両方ともなかなか良い。
ただ、子供のための〜を見ているので、こちらの方が派手なことをやっているが、はじけ方は中途半端。もっと滅茶苦茶でも良いと思う。
どうでも良いんですが、善二郎・悪三郎ときて一郎かよ!!王一郎とか、長一郎とか、そんな名前が良かったよ!
再演を見たい
まずもって、舞台が格好良い。橋掛かりが左右に2本ずつ奥に一本のバランスも格好良いが、舞台に立てられた柱が後半回転して十字架になったのも良い。
リチャードの家紋である、猪の垂れ幕も良い。
芝居は、白石加代子が四役やっていた(王妃・マーガレット・母・アン)。この切り口は新しいかもな。
「もう悪党になるしかない」は、悪党vになる決意と、諦めの双方を内包した良い訳だとは思うけれど、台詞としての魅力は「俺は決めた。悪党になると」かなあ。「俺は決めた」と、諦めのニュアンスで言った方が良い。
夢を見るを重ねていたのが秀逸。場面毎になりがちなシェイクスピアの欠点をカバーしている。
芝居としては、様式美とリアルがよりリアル。
じゅんじゅんの影が怖い。萬斎の影でも十分やれているのが凄い。
それから、客いじりや歌に吃驚した。萬斎も冒険してくるなあ。両方ともなかなか良い。
ただ、子供のための〜を見ているので、こちらの方が派手なことをやっているが、はじけ方は中途半端。もっと滅茶苦茶でも良いと思う。
どうでも良いんですが、善二郎・悪三郎ときて一郎かよ!!王一郎とか、長一郎とか、そんな名前が良かったよ!
再演を見たい
2007年09月25日
松竹大歌舞伎「俊寛」を見る
流石、笑三郎と春猿。「歌舞伎の見方」が巧い。面白い。
普段からきちんと客の呼吸を見ているかどうかは、こういったところにも現れるね。
そして、笑三郎の解説の「見得=クローズアップ」には納得した。最近、芝居の記号化について考えているんですが、よく言われる「映画は山を映さなきゃいけないけれど、芝居は『山だ』と役者が言ったら山が出現する」も記号化の一つです。
映画のようにクローズアップがない替わりに曲の盛り上がりや照明の切り替え、見得が、クローズアップの記号な訳ですな。
今まで、カットのキューに意味があるとは思っていても、それが記号化であり、クローズアップであるとは、はっきりわかってなかった。やはり歌舞伎を見ると、芝居の原点を見つめる事が出来る。
本編の俊寛は初めてこういう話だとわかった
以前、別の俊寛を見た時には、さっぱりわからなかったけれど、右近がやるとわかりやすい。オモダカヤは、解りやす過ぎる、客に阿っていると思う人も居るかもしれないが、芝居は芸術だけど、芝居でもあるんだよな。人が「面白い、感動した」と思ったらそれが全てだと思うのですが、どうなんでしょうね。
少なくとも、頭で見る芝居には、興味が無いし、作りたいと思わないな。衒学趣味な芸術は、どうも信用がならないなどと言ってみる。科学技術における基礎研究と同じで必要なものだけどね。
右近の叫びは良い。
澤瀉屋はやはり面白い。
普段からきちんと客の呼吸を見ているかどうかは、こういったところにも現れるね。
そして、笑三郎の解説の「見得=クローズアップ」には納得した。最近、芝居の記号化について考えているんですが、よく言われる「映画は山を映さなきゃいけないけれど、芝居は『山だ』と役者が言ったら山が出現する」も記号化の一つです。
映画のようにクローズアップがない替わりに曲の盛り上がりや照明の切り替え、見得が、クローズアップの記号な訳ですな。
今まで、カットのキューに意味があるとは思っていても、それが記号化であり、クローズアップであるとは、はっきりわかってなかった。やはり歌舞伎を見ると、芝居の原点を見つめる事が出来る。
本編の俊寛は初めてこういう話だとわかった
以前、別の俊寛を見た時には、さっぱりわからなかったけれど、右近がやるとわかりやすい。オモダカヤは、解りやす過ぎる、客に阿っていると思う人も居るかもしれないが、芝居は芸術だけど、芝居でもあるんだよな。人が「面白い、感動した」と思ったらそれが全てだと思うのですが、どうなんでしょうね。
少なくとも、頭で見る芝居には、興味が無いし、作りたいと思わないな。衒学趣味な芸術は、どうも信用がならないなどと言ってみる。科学技術における基礎研究と同じで必要なものだけどね。
右近の叫びは良い。
澤瀉屋はやはり面白い。
2007年09月24日
「いとこ同士」を見る
何だか、不思議な話だった。
有り勝ちだけれど、列車の話から列車を改造した別荘にってのはありだと思う。
ただ、全体的にやや中途半端。もっと遊びがあるほうが、シリアスな部分が盛り上がる。役者が巧いだけに、その変は残念。
特にプロローグはもっとファンキーにやって良い。ファンキーな大騒ぎから万博の話へ進み、戻って段々とシリアスになっていくと面白いと思う。従兄弟婚の羅列は良いんだけどね。
そして最後のあたりはちょっと蛇足かな。大盛り上がりのまま終了で良いのになあ。
総括すると、役者は良いんだけど、スタッフが微妙かな。
坂手洋二の作も演出も好きだが、今回は演出も作も微妙かも。話自体は面白いのに、坂手洋二の絶妙なバランス感覚が生きてない。ちょっと違う毛色の物を目指したのですかね。
照明は綺麗なんだけど、音効がド下手。ビクビクとキューを決めちゃ駄目だよ。オッカナビックリでキューが入っていると気持ち悪い。
面白い芝居だったんだけど、ちょっと粗が気になった。
有り勝ちだけれど、列車の話から列車を改造した別荘にってのはありだと思う。
ただ、全体的にやや中途半端。もっと遊びがあるほうが、シリアスな部分が盛り上がる。役者が巧いだけに、その変は残念。
特にプロローグはもっとファンキーにやって良い。ファンキーな大騒ぎから万博の話へ進み、戻って段々とシリアスになっていくと面白いと思う。従兄弟婚の羅列は良いんだけどね。
そして最後のあたりはちょっと蛇足かな。大盛り上がりのまま終了で良いのになあ。
総括すると、役者は良いんだけど、スタッフが微妙かな。
坂手洋二の作も演出も好きだが、今回は演出も作も微妙かも。話自体は面白いのに、坂手洋二の絶妙なバランス感覚が生きてない。ちょっと違う毛色の物を目指したのですかね。
照明は綺麗なんだけど、音効がド下手。ビクビクとキューを決めちゃ駄目だよ。オッカナビックリでキューが入っていると気持ち悪い。
面白い芝居だったんだけど、ちょっと粗が気になった。
2007年09月23日
オペラ「魔笛」を見る
子供向けのオペラを見てきた。子供のためのシェイクスピアと同じで、子供向けというよりは、解釈をわかりやすく+台詞は日本語+歌は左右に字幕という感じか。
演出が派手で良い。タミーノの戦う怪物も良いし、大階段が格好良い。
オーバートゥルーで、タミーノが出てきたのも良い。子供に退屈させないね。しかし、あれなら、もっと戦ったり、登場人物が次々と通りかかっても良いのではないか。登場人物簡単紹介でも良いよ。やや中途半端。
試練の演出は中々良いような気がする。
ザラストロ(=ゾロアスター)が唯の怪しい新興宗教の教祖に見える。というか、そうなのかもしれない。そういえば。地味な僧侶の服に混ざって一人だけ派手派手なのがなあ。
壮大な夫婦喧嘩という説があるのを思い出したよ。
話としては、パミーナの心変わりが突然過ぎるの印象がある。
また、太陽と夜/善悪などの対立なのか、タミーノの試練物語なのかが、曖昧。もう少し筋をどちらかにしてほしいなあ。
それから、身長的に仕方がないが、乗り出して見ている子供が居た。マナーはきちんと教えてほしい。その後で、夢中になって、乗り出してしまうのは仕方がない。てか微笑ましい。親らしき人が、寧ろ勧めているのが気になった。
そして子供以上に、おばあさんとおじいさんの3人組がひどかった。乗り出しすぎだ。安い席とは言え、これはちょっとなあ。
総括すると、魔笛は好きな演目なのに、ギルバートを見た後のせいか、いまいち感動が薄かった。
演出なんかも面白いんだけど、音楽で大興奮って感じじゃないんだよね。ギルバートも罪作りだな。
演出が派手で良い。タミーノの戦う怪物も良いし、大階段が格好良い。
オーバートゥルーで、タミーノが出てきたのも良い。子供に退屈させないね。しかし、あれなら、もっと戦ったり、登場人物が次々と通りかかっても良いのではないか。登場人物簡単紹介でも良いよ。やや中途半端。
試練の演出は中々良いような気がする。
ザラストロ(=ゾロアスター)が唯の怪しい新興宗教の教祖に見える。というか、そうなのかもしれない。そういえば。地味な僧侶の服に混ざって一人だけ派手派手なのがなあ。
壮大な夫婦喧嘩という説があるのを思い出したよ。
話としては、パミーナの心変わりが突然過ぎるの印象がある。
また、太陽と夜/善悪などの対立なのか、タミーノの試練物語なのかが、曖昧。もう少し筋をどちらかにしてほしいなあ。
それから、身長的に仕方がないが、乗り出して見ている子供が居た。マナーはきちんと教えてほしい。その後で、夢中になって、乗り出してしまうのは仕方がない。てか微笑ましい。親らしき人が、寧ろ勧めているのが気になった。
そして子供以上に、おばあさんとおじいさんの3人組がひどかった。乗り出しすぎだ。安い席とは言え、これはちょっとなあ。
総括すると、魔笛は好きな演目なのに、ギルバートを見た後のせいか、いまいち感動が薄かった。
演出なんかも面白いんだけど、音楽で大興奮って感じじゃないんだよね。ギルバートも罪作りだな。
2007年09月22日
リーディングスペクタクル「下町日和」を見る
去年と比べて照明が格段に良い。ミス無しは当り前なんだけど、去年を考えると良いと思っちゃうね。
音効も、休憩までは良かった。しかし休憩後は、やはり編集してない気配。休憩前も尺が長かっただけかもね。
また、CO空白CIでなくて、CRやCFであるべきキューが幾つかあった。役者は巧いのだから、そこはしっかりして欲しいなあ。COやCIはフェード系に比べて「意味」が出来てしまうということを解ってくれ。映画で言えばクローズアップだ!!歌舞伎で言えば見得だ!!幾ら小さな音でも、プツンと音が無くなると気になるぞ。一般の人には、はっきりと解らなくても、無意識下で影響があると思う。FOにするだけで随分違うから来年は直して欲しい。
スタッフと言えば、ビデオを撮っていた二人のうち、オッサンは、暗転中にモニターを隠していた(モニターの光は暗転の妨げになる)ので気遣いを感じた。女の子の方は、隠してなかったので、惜しいなあと思っていたら、オッサンが途中で注意していた。こういうのが大事だよな。
暗転の妨げと言えば、やっぱり、今回もちょっとオペ電が明るい。何故完全暗転出来ないかは、上部にも微妙に光があったので、謎だが、オペ電が明るすぎるのは確か。
前回ほどではないが、せめて青いゼラで覆って欲しい。
段治郎が出てきた時に、名乗らずとも、右近の弟っぽかったのは流石だね。レパで伏線もあったが、言葉だけではないと思う。良い役者だ。
それにしても、春猿の声は女の人のようだ。役者ってのは凄い。
音効も、休憩までは良かった。しかし休憩後は、やはり編集してない気配。休憩前も尺が長かっただけかもね。
また、CO空白CIでなくて、CRやCFであるべきキューが幾つかあった。役者は巧いのだから、そこはしっかりして欲しいなあ。COやCIはフェード系に比べて「意味」が出来てしまうということを解ってくれ。映画で言えばクローズアップだ!!歌舞伎で言えば見得だ!!幾ら小さな音でも、プツンと音が無くなると気になるぞ。一般の人には、はっきりと解らなくても、無意識下で影響があると思う。FOにするだけで随分違うから来年は直して欲しい。
スタッフと言えば、ビデオを撮っていた二人のうち、オッサンは、暗転中にモニターを隠していた(モニターの光は暗転の妨げになる)ので気遣いを感じた。女の子の方は、隠してなかったので、惜しいなあと思っていたら、オッサンが途中で注意していた。こういうのが大事だよな。
暗転の妨げと言えば、やっぱり、今回もちょっとオペ電が明るい。何故完全暗転出来ないかは、上部にも微妙に光があったので、謎だが、オペ電が明るすぎるのは確か。
前回ほどではないが、せめて青いゼラで覆って欲しい。
段治郎が出てきた時に、名乗らずとも、右近の弟っぽかったのは流石だね。レパで伏線もあったが、言葉だけではないと思う。良い役者だ。
それにしても、春猿の声は女の人のようだ。役者ってのは凄い。
2007年09月21日
子供のためのシェイクスピアカンパニー「真夏の夜の夢」を見る
真夏の夜の夢って、タイトルが良いよね。良く考えると。まあ、夏至の日の夜なんですが。
子供のためのシェイクスピアカンパニーは、相変わらず、分解→再構築がスバラシイ。シェイクスピアはそのままやればシェイクスピアってわけじゃないと思うんだよね。
歌舞伎と同じなんだけど、今は古典でも当時にとってはテレビドラマなんだから、同じ興奮が欲しい。「子供のための」とは銘打っているけれども、この人達は「芝居」を作っている。
役者は、小さい人、巧い。皆巧いけど、今回特に良かったと思う。
前回、やや難があったパックも巧くなっていて驚いた。。
この話、前から思っていたが、劇中劇は余計じゃないだろうか。「じゃじゃ馬ならし」の序幕と同じくらいイラナイ。時間的に巧く噛まないが、「では、ロバ男とタイテーニアの恋の物語をお見せします」の様な形でカットでも良いのではないか。もしくは、本格的に、筋と絡む遊びを入れるべき。筋と全然違うから、中途半端でイマイチなんだよな。どんな芝居をするんだろうと期待させるわりにショボイしね。シェイクスピアには、時々、こういう謎があるなあ。
これも前から思っていたが、印度の子供を取り上げた後に、薬を塗らないと意味が無いような…。
演出もやっぱり良い。黒い服の人間が机の上に立って、森を表しているのも格好いいし、ライターをカチカチやるのも格好いい。
子供のためのシェイクスピアカンパニーは、相変わらず、分解→再構築がスバラシイ。シェイクスピアはそのままやればシェイクスピアってわけじゃないと思うんだよね。
歌舞伎と同じなんだけど、今は古典でも当時にとってはテレビドラマなんだから、同じ興奮が欲しい。「子供のための」とは銘打っているけれども、この人達は「芝居」を作っている。
役者は、小さい人、巧い。皆巧いけど、今回特に良かったと思う。
前回、やや難があったパックも巧くなっていて驚いた。。
この話、前から思っていたが、劇中劇は余計じゃないだろうか。「じゃじゃ馬ならし」の序幕と同じくらいイラナイ。時間的に巧く噛まないが、「では、ロバ男とタイテーニアの恋の物語をお見せします」の様な形でカットでも良いのではないか。もしくは、本格的に、筋と絡む遊びを入れるべき。筋と全然違うから、中途半端でイマイチなんだよな。どんな芝居をするんだろうと期待させるわりにショボイしね。シェイクスピアには、時々、こういう謎があるなあ。
これも前から思っていたが、印度の子供を取り上げた後に、薬を塗らないと意味が無いような…。
演出もやっぱり良い。黒い服の人間が机の上に立って、森を表しているのも格好いいし、ライターをカチカチやるのも格好いい。


